欧州医薬品庁に圧力、ファイザーのワクチン承認急ぐよう=EU筋

Reuters

発行済 2020年12月15日 00:11

[ブリュッセル 14日 ロイター] - 米ファイザーが独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの承認を急ぐよう、欧州委員会や欧州連合(EU)加盟各国から欧州医薬品庁(EMA)に対し圧力が高まっていると、EU筋がロイターに対し明らかにした。

米食品医薬品局(FDA)は11日、ファイザーの新型コロナワクチンの緊急使用を承認。14日に接種が始まった。英国でも2日に承認され、8日から接種が開始された。

関係筋によると、2日以降、EU加盟各国政府から「通常のコミュニケーション」を通じ圧力が高まったという。

また、ドイツのシュパーン保健相は前日、「ビオンテックに関する全ての十分なデータはそろっている」とし、「英米政府はすでに承認しており、EMAのデータ精査と承認は可能な限り速く行われるべきだ」とツイッターに投稿した。