中国、社会信用システム巡るガイドライン公表 国民の懸念に対応

Reuters

発行済 2020年12月24日 20:13

[北京 24日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は24日、企業や個人の間の信頼を高めることを目的とした「社会信用システム」について、整備に関するガイドラインを公表した。

同システムは詐欺や脱税、債務逃れなどを抑制する狙いがあるが、規制や法整備が不十分なため、個人情報の収集、データ保護、プライバシーなどについて国民の間で懸念が生じている。

ガイドラインによると、政府は社会信用システムの質の高い開発を促進し、不正行為を抑止する長期的なメカニズムを構築する。これにより「公正で誠実な市場環境」の実現を支援するとした。

企業や個人の不正行為に関するデータや情報、関連する処罰は法に基づいて処理すると説明した。