インドネシアで旅客機墜落、国内線62人不明 離陸直後に海上に

Reuters

発行済 2021年01月10日 12:46

[ジャカルタ 9日 ロイター] - インドネシアの首都ジャカルタ発のスリウィジャヤ航空SJ182便の国内線旅客機が9日、離陸直後に海上に墜落し、乗客・乗員62人が行方不明となっている。

墜落したのはボーイング737-500型機で、西カリマンタン州ポンティアナックに向けて離陸した直後にレーダーから機影が消えた。強い雨のため、離陸が30分遅れていたという。

インドネシアのブディ・カリヤ運輸相によると、同機には乗員12人、乗客50人が搭乗していた。地元メディアは、空港から約20キロ離れた島付近に墜落したとみられるとの同氏の発言を伝えた。

インドネシアの国家運輸安全委員会によると、乗員乗客は全てインドネシア人で、国家捜索救助庁が行方不明者の救助に向かっているほか、インドネシア海軍が墜落地点を特定し艦船を派遣した。

記者会見したスリウィジャヤ航空のJefferson Irwin Jauwena社長は、離陸前の同機は良好な状態にあったと述べた。同機の機齢はおよそ27年。