デンマーク、北海の世界初の人工エネルギー島計画を承認

Reuters

発行済 2021年02月05日 15:35

[コペンハーゲン 4日 ロイター] - デンマーク政府は4日、北海にグリーンエネルギーを生産し貯蔵する人工エネルギー島を造る計画を承認した。欧州向けに300万世帯分の電力を供給できる。こうした人工島は世界で初めて。

デンマーク西岸から80キロの位置にまず、サッカー場約18個分の大きさの島を造る。周囲の数百の洋上風力タービンとつなぎ、当初は3ギガワットの発電能力を実現。島から家庭用電力と、船舶、航空、製造業、大量輸送機関向けの水素を供給する。2033年ごろの稼働を見込む。総工費は約2100億デンマーククローネ(339億ドル)。政府が支配株式を保有する。