米国防総省、北朝鮮の核活動に懸念 IAEA報告受け

Reuters

発行済 2021年03月03日 12:36

[ワシントン 2日 ロイター] - 米国防総省は2日、北朝鮮が核兵器に使用するため核燃料の再処理を行っている可能性があるとの国際原子力機関(IAEA)の報告に懸念を表明し、そうした活動が米朝間の緊張を高めることになると警告した。

米インド太平洋軍の情報担当トップ、マイケル・スチュードマン氏はIAEAが今週言及した北朝鮮の核活動について、バイデン政権の注意を引くことや米制裁の緩和に向けた交渉の切り札とする狙いがあるかもしれないとの見方を示した。バイデン政権は現在、対北朝鮮政策の見直しを行っている。

「われわれは注視している。北朝鮮が目指す方向について深く憂慮している」とオンラインイベントで語った。