J&J、EUへの第2四半期ワクチン供給「圧迫」=関係筋

Reuters

発行済 2021年03月10日 00:27

更新済 2021年03月10日 01:18

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が欧州連合(EU)に対し、第2・四半期に確約した新型コロナウイルスワクチン供給の達成が「圧迫」されていると伝えていたことが、EU関係筋の話で明らかになった。

J&Jのコロナワクチンは1回接種型。同社はEUに対し第2・四半期中に5500万回分を供給すると確約している。

これについてJ&Jとの交渉に直接関与しているEU関係筋は匿名を条件にロイターに対し、J&Jが先週、ワクチンの原材料などの調達を巡る問題でこの確約達成が「圧迫されている」と伝えてきたと明らかにした。達成が不可能になったわけではないとしながらも、慎重に対応する必要があるとの見方を示したという。