中国当局、アリババに過去最高の制裁金検討 独占的行為で=WSJ

Reuters

発行済 2021年03月12日 10:24

更新済 2021年03月12日 13:18

[11日 ロイター] - 中国の規制当局は、同国の電子商取引最大手アリババ・グループが独占的行為を犯した疑いがあるとして過去最高額となる制裁金を検討している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が11日、関係者の話として伝えた。

アリババへの制裁金額は、2015年に米携帯電話用半導体大手クアルコムに科された9億7500万ドル相当を上回る可能性がある。当局はまた、アリババが主事業のオンライン小売業と無関係な資産の一部を売却する必要があるかについても検討している。

この件についてアリババからのコメントは得られていない。

アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が昨年10月に中国の金融規制を批判して以来、当局は同社への締め付けを強めている。