中国でワクチン接種が加速、各国の状況に応じ異なるビザ規則も

Reuters

発行済 2021年03月22日 09:24

[北京 22日 ロイター] - 中国の当局者は21日、直近1週間の新型コロナウイルスワクチン接種回数が約1000万回となり、ペースが加速していることを明らかにした。また、各国の感染状況やワクチン接種の進捗に応じて異なるビザ発給ルールを適用する案を検討しているとした。

中国国家衛生健康委員会の報道官は記者会見で、20日までに7496万回分を接種したと明らかにした。14日時点では6498万回だった。

国営メディアなどによると、中国は今年半ばまでに14億人の人口の4割にワクチンを接種することを目指している。中国は昨年に接種を開始した先行組の1つで、他国へのワクチン輸出も行ってきたが、国内の接種率はイスラエルや米国などを下回っている。

シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)の広報担当者は会見で、同社製ワクチンが世界で7000万回分以上接種されたと述べた。中国での接種分が占める割合には言及しなかった。