豪東部の記録的豪雨、石炭輸送に影響 積出港への鉄道が停止

Reuters

発行済 2021年03月22日 13:28

更新済 2021年03月22日 15:18

[メルボルン 22日 ロイター] - オーストラリア東部沿岸部襲った記録的な豪雨により、ニューサウスウェールズ州(NSW)のハンターバレーからニューカッスル港へ石炭を輸送する鉄道が止まっている。この路線を運営する豪州鉄道公社(ARTC)が22日に明らかにした。

ARTCは、豪雨や洪水に加え、強風や倒木などの影響を理由に運行を一時停止したと説明した。

ニューカッスル港は、悪天候の影響が出ているものの、積出作業は続いていると説明した。同港からは昨年1億5800万トンの石炭が出荷された。

同港にある石炭ターミナルのひとつを運営するニューカッスル・コール・インフラストラクチャー・グループは、同港への石炭輸送が止まっていることを確認した。

ハンターバレーとニューカッスル港を結ぶ鉄道は、BHPグループやグレンコア、ニュー・ホープ、ホワイトへブン・コール、ヤンコール・オーストラリアなどが石炭輸送に使っている。