英、対中強硬姿勢やWTO改革を要請 G7会合で

Reuters

発行済 2021年04月01日 01:03

[ロンドン 31日 ロイター] - 先進7カ国(G7)は31日、貿易担当相会合を開催した。議長国を務める英国のトラス国際貿易相は、中国の貿易慣行に対し強硬姿勢で臨まなければ、国際貿易制度が制御不能に陥るリスクがあるとけん制し、世界貿易機関(WTO)ルールの改革を求めた。

トラス国際貿易相は「われわれが行動を起こさなければ、世界貿易は最大の独裁体制の下で分裂するリスクがある」とし、「勝者が総取りするという未来は結果的に世界の状況悪化につながる」と述べた。

さらに「WTOの紛争解決システムを改革し、不公正な産業補助金を廃止し、国の規模にかかわらず、全ての加盟国がルールを順守し、透明性を高める必要がある」と主張した。