インドネシアと東ティモールの集中豪雨、死者計76人に

Reuters

発行済 2021年04月05日 14:28

更新済 2021年04月05日 16:45

[ジャカルタ 5日 ロイター] - インドネシア南東部と東ティモールを襲った集中豪雨による死者が合計76人となった。

インドネシア国家防災庁(BNPB)は5日、東ヌサトゥンガラ州で洪水や土砂崩れによる死者数が少なくとも55人になったと発表。40人の安否が依然不明という。同州では少なくとも400人が避難している。

防災庁によると、複数の橋梁が崩壊したほか、倒木で一部の道路が通行できなくなった。高波で船が沈没する被害も出ているもようだ。

ジョコ・ウィドド大統領は被災者にお見舞いのメッセージを述べるとともに「医療支援や物資の配布、インフラ復旧などを急ぐよう指示した」としている。

一部の現地当局者は、死者数が100人を超えたと話しているが、防災庁は確認できないとしている。