欧州当局、J&Jワクチンの調査開始 接種後に血栓の報告

Reuters

発行済 2021年04月10日 00:33

[9日 ロイター] - 欧州連合(EU)の医薬品規制当局である欧州医薬品庁(EMA)は9日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチン接種後にまれな血栓症が発生する事例4件が報告されたことを受け、調査を開始したと明らかにした。

J&J製ワクチンに対する調査は今回が初めて。EMAによると、J&J傘下のヤンセンが生産するワクチン接種後に血栓症と血小板減少の深刻な事例4件が報告され、うち3件は米国で、残り1件は臨床試験(治験)段階で発生した。1人が死亡したという。