バイデン米大統領、アルメニア人「虐殺」認定へ=関係筋

Reuters

発行済 2021年04月22日 14:51

[ワシントン 21日 ロイター] - 関係筋によると、米バイデン政権は第1次世界大戦中に起きたオスマン帝国時代のトルコによるアルメニア人の大量殺害について、正式に「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定する見込み。

象徴的な措置だがトルコは猛反発し、両国関係は一段と冷え込む可能性が高い。

3人の関係筋によると、バイデン氏は24日の犠牲者追悼記念日の声明で「ジェノサイド」という言葉を盛り込む公算が大きい。ただトルコとの関係の重要性に配慮して、ぎりぎりで方針を変える可能性もあるという。

サキ米大統領報道官は21日、ホワイトハウスは24日に「踏み込んだ発言」をする可能性が高いと述べたが、それ以上のコメントは控えた。

昨年の記念日に当時大統領候補だったバイデン氏は150万人とされる犠牲者を追悼し「大統領に当選すればアルメニア人虐殺をジェノサイドと認める決議を支持する」と表明していた。