米イランの交渉加速で一致、核合意当事国が会合

Reuters

発行済 2021年04月28日 00:59

更新済 2021年04月28日 04:27

[ウィーン/ドバイ 27日 ロイター] - イラン核合意の再建に向けた当事国の会合が27日、ウィーンで開かれ、米国とイランの交渉を加速させることで一致した。

ロシアのウリヤノフ国際原子力機関(IAEA)大使はツイッターで、「核合意を本来の形で完全に回復させるという一致した目標に向け、プロセスの迅速化を決定した」と述べた。

また、在ウィーン中国国連事務局の王群代表も会合後、記者団に対し「われわれが直面しているこの問題の早期解決に向け、全ての当事国がこのままの勢いを持続させることを望む」とし、28日に再び会合すると述べた。

交渉では、米国の制裁解除やイランの核抑止再開、双方による対応の進め方などが焦点となっている。

イランの首席交渉官を務めるアラグチ外務次官は国営テレビで、「われわれは正しい道筋を歩んでいるが、困難な課題が残っている」と語った。