サンタンデール銀、第1四半期は純利益が前年比5倍 引当金が減少

Reuters

発行済 2021年04月28日 19:46

[マドリード 28日 ロイター] - スペインの大手銀行サンタンデールが28日発表した第1・四半期決算は純利益が16億0800万ユーロ(19億4000万ドル)と前年同期のおよそ5倍となった。貸倒引当金が減少したほか、米英部門が好調だった。

ロイターがまとめたアナリスト予想の13億8000万ユーロを上回った。新型コロナウイルス大流行前の2019年第1・四半期の水準(18億4000万ドル)は下回った。

前年同期は新型コロナ関連でおよそ16億ユーロの引当金を積んだが、今年はゼロだった。

法人・投資銀行部門の調整後利益が64%の大幅増となったことも大幅増益に寄与した。