米とメキシコ、移民対策で協力へ 汚職撲滅や経済支援

Reuters

発行済 2021年05月10日 10:34

[ワシントン 7日 ロイター] - ハリス米副大統領は7日、メキシコのロペスオブラドール大統領とビデオ会談を行い、中米諸国からの移民流入抑止に向け、中米の汚職を撲滅し経済を支援する必要があるとの考えを示した。

バイデン政権は、移民抑制には法の支配、司法の独立、汚職撲滅が重要な要素になるとし、メキシコとの連携を表明している。

ハリス氏は、初の外遊となる6月7─8日のグアテマラおよびメキシコ訪問を前に、ロペスオブラドール大統領との電話会談冒頭、「共にわれわれは暴力や汚職などと戦わなければならない」と述べた。

バイデン大統領は3月、メキシコからの不法移民が急増している問題について、ハリス氏が政府の対応を率い、メキシコや中米各国と連携して対策に当たると発表した。