日米韓、北朝鮮問題で高官協議 米は外交努力継続の意向

Reuters

発行済 2021年09月14日 14:44

更新済 2021年09月14日 18:54

[東京 14日 ロイター] - 日本、米国、韓国3カ国の北朝鮮問題を担当する高官が14日、東京で協議を開催し、北朝鮮のミサイル・核プログラム抑制に向けた方策を話し合った。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は13日、同国が長距離巡航ミサイルの発射実験を週末に実施し、成功したと伝えた。アナリストらによると、北朝鮮初の核搭載能力を持つような兵器となる可能性がある。

米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表は冒頭、「DPRK(北朝鮮の正式名称の頭文字)の最近の状況は3カ国の密接なコミュニケーションと協力の重要性を思い起こさせるものだ」と述べた。

キム氏は日本の船越健裕・外務省アジア大洋州局長および韓国の魯圭悳・朝鮮半島平和交渉本部長との協議で、米国は北朝鮮問題を巡り外交交渉に引き続き前向きだと述べた。

韓国外務省は声明で「朝鮮半島の完全な非核化を実現するために対話と外交が急務」との認識で一致したことを明らかにした。