フィリピン、大統領の対麻薬戦争で国際刑事裁判所に協力しないと表明

Reuters

発行済 2021年09月16日 15:13

[マニラ 16日 ロイター] - フィリピンは、ドゥテルテ大統領の「麻薬との戦争」における人道に対する罪の疑惑について、国際刑事裁判所(ICC)が開始した捜査に協力しない方針を明らかにした。大統領報道官が公表した。

ICCの判事らは15日、この麻薬との戦争に関する公式な捜査を承認した。検察の提出資料を判事らが調査したところ、「いわゆる『麻薬との戦争』は正当な法の執行とは言えず」、市民に対する組織的な攻撃だったと判断した。人権団体はこれを歓迎するとした。