ドイツ総選挙、保守連合が支持率で社民党との差縮める=世論調査

Reuters

発行済 2021年09月22日 14:35

[ベルリン/シュトラールズント(ドイツ) 21日 ロイター] - ドイツ連邦議会選挙(総選挙)を26日に控え、調査機関フォルサがRTLテレビ/n─TVの委託で行った世論調査(21日発表)によると、支持率は中道左派の社会民主党(SPD)が横ばいの25%となる一方、メルケル首相所属の保守連合、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が1ポイント上昇の22%となり、差が縮まった。

その他政党の支持率はいずれも変わらず、緑の党が17%、企業寄りの自由民主党(FDP)が11%、極右「ドイツのための選択肢(AfD)」は11%、反資本主義の左派党(リンケ)は6%だった。

フォルサは次期下院でSPDが206議席、CDU・CSUが185議席、緑の党が140議席、FDPとAfDがそれぞれ91議席、左派党が49議席を占めると予測。これによると、選挙後には下記の4つの連立選択肢の可能性が強まることになる。

各党の色にちなみ、

(1)「赤(SPD)─緑(緑の党)─黄(FDP)」の「信号(緑は日本の青信号に当たる)」連立政権。

(2)「黒(CDU・CSU)─緑(緑の党)─黄(FDP)」の「ジャマイカ(国旗が緑黄黒の3色)」連立政権。

(3)「赤(SPD)─緑(緑の党)─左派党(赤)」の「R2G(red-green-red、赤2党と緑)」連立政権。

または、