Reuters
発行済 2021年10月19日 18:03
[東京 19日 ロイター] - 岸田文雄首相は19日午後、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて開いた国家安全保障会議(NSC)後に記者団の取材に応じ、敵基地攻撃能力の保有を含め防衛力を向上させることを確認したと明らかにした。今回のミサイルについては、潜水艦発射型(SLBM)だった可能性を含めて分析しているとした。
岸田首相は「昨今の北朝鮮の核・ミサイル技術の著しい発展は、わが国と地域の安保にとって見過ごすことできない」と発言。「すでに国家安保戦略の改定を指示しており、敵基地攻撃能力保有含めあらゆる選択肢検討するよう今日改めて指示した」と述べた。
東北地方へ選挙応援に出向いていた岸田氏は、ミサイル発射を受けて帰京した。午前に遊説先で記者団の取材に応じた岸田氏は、北朝鮮が2発のミサイルを発射したと明らかにした。
一方、韓国軍は1発だったと発表しており、NSC後に記者団からミサイルが分離した可能性を問われると、「私は2発と承知している」と答えた。
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