ハイチの米宣教師ら誘拐、ギャングが1人100万ドルの身代金要求

Reuters

発行済 2021年10月20日 10:33

[19日 ロイター] - ハイチで米国人とカナダ人の宣教師の一団が誘拐された事件で、ハイチ高官は19日、誘拐したギャングが身代金として計1700万ドルを要求していると明らかにした。

キテル司法相はロイターの取材に対して、宣教師らの解放を求めて犯人と交渉を行っていると説明。身代金について確認し、「1人100万ドルを要求してきた」と述べた。

身代金の額については米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が19日に最初に報じた。

CNNは先に、誘拐犯が16日に宣教師らが所属するキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」に身代金額を電話で伝えたと報じた。司法相によると、米連邦捜査局(FBI)とハイチ警察が交渉を手助けした。

司法相がCNNに語ったところによると、誘拐犯とキリスト教団体は電話で何度かやり取りした。