台湾外交トップ、東欧を来週訪問 中国反発

Reuters

発行済 2021年10月21日 14:50

更新済 2021年10月21日 18:18

[北京/台北 21日 ロイター] - 中国は21日、台湾外相の欧州歴訪計画に反発した。この日、台湾外交部(外務省)は、呉釗燮外交部長(外相)が来週欧州を歴訪すると発表していた。

台湾外交部報道官によると、呉氏は26日にスロバキアで地元シンクタンクが主催するフォーラムに出席。その後チェコのプラハを訪れ、ミロシュ・ビストルチル上院議長およびプラハのズデニェク・フジブ市長と会談する。

ビストルチル議長とフジブ市長は昨年台湾を訪問している。呉氏のチェコ訪問は予定されていたが、スロバキア訪問は決まっていなかった。

中国外務省の汪文斌報道官は、スロバキアとチェコに「強い不満」を表明し、両国に「二カ国間関係の政治的基礎を損ねる」ことのないよう求めた。