仏大統領、漁業権巡る英への制裁発動を延期 「交渉の継続必要」

Reuters

発行済 2021年11月02日 09:56

[ロンドン/グラスゴー 1日 ロイター] - マクロン仏大統領は1日、漁業権を巡る英国との協議が進展しない場合に同日2300GMTに発動する予定だった対英貿易制裁を延期したと明らかにした。二国間の協議が再開されたため、その結果を待つとした。

英国の欧州連合(EU)離脱後、両国は英領海でのフランス漁船の操業許可を巡り対立を深めており、仏側は認められるべき操業権の半分しか付与されていないと主張。英国はEUとの合意に基づき許可を与えていると主張してきた。

マクロン氏は1日、20カ国・地域(G20)首脳会議の合間にジョンソン英首相と漁業権問題について協議したが、溝は埋まらなかった。