米ワクチン接種義務化、政府が控訴裁に差し止め命令撤回求める

Reuters

発行済 2021年11月24日 11:06

[23日 ロイター] - 米国政府は連邦控訴裁判所に対し、公衆衛生に対する「甚大な」被害を回避するため、職場での新型コロナウイルスワクチン接種義務化などに関する差し止め命令を直ちに撤回するか、代わりにマスク着用と検査の義務化を容認するよう求めた。

政府は第6巡回区控訴裁判所に23日提出した資料の中で、従業員に対するワクチン接種もしくは週に1回の検査を義務付ける労働省労働安全衛生局(OSHA)規則の執行を遅らせることは数千の入院と死亡につながると訴えた。

OSHAは従業員100人以上の企業、つまり数千万人の米国人労働者を対象に、来年1月4日までの規則順守を義務付けている。