アフガン首相代行、国際社会に政権承認訴え 経済復興支援を期待

Reuters

発行済 2022年01月19日 15:06

更新済 2022年01月19日 17:00

[カブール 19日 ロイター] - アフガニスタンのタリバン暫定政権は19日、記者会見を開いた。アフンド首相代行は、全ての条件を満たしているとして国際社会に正式承認と資産凍結の解除を求めた。

主要国はタリバン政権の承認に消極的で、米国を中心とする西側諸国はアフガニスタンの数十億ドル相当の銀行資産を凍結している。

アフンド首相代行は昨年9月に就任。事実上初の公の場でとなる会見で「全ての政府、特にイスラム諸国に対し(タリバン政権の)承認を始めるよう求める」と述べた。

経済危機の深刻化は資産凍結が原因とし「短期的な援助は解決策ではない。われわれは、問題を根本的に解決する方策を見つけなくてはならない」と述べた。

国際社会はアフガンへの人道援助を拡大しているが、大半は公式ルートを避けて実施している。