チュニジア大統領、司法最高評議会を解体 裁判官ら強く反発

Reuters

発行済 2022年02月07日 10:53

[チュニス 6日 ロイター] - チュニジアのサイード大統領は6日、最高司法評議会の解体を明らかにした。司法の独立性が損なわれ、サイード氏の権限掌握が一段と進む可能性がある。

サイード氏は、汚職やテロといった問題で判決を下すのが遅すぎるとして、これまでたびたび最高司法評議会を批判してきた。また、裁判官らが国家のように振る舞うことを容認しないと繰り返し述べている。

最高司法評議会は2016年に設立された。裁判官の懲戒権や人事権などを握り、司法の独立性を左右する機関。