豪首相、在位70年祝賀で英女王に敬意 君主制廃止議論もあおる

Reuters

発行済 2022年06月03日 14:40

[シドニー 3日 ロイター] - 英連邦の一員であるオーストラリアのアルバニージー首相は、エリザベス英女王(96)の在位70年を記念する祝賀行事「プラチナジュビリー」が行われる中、女王に敬意を表したが、両国関係は成熟したとの見解も示し、共和制への移行を巡る議論をあおった。

アルバニージー氏は祝賀行事が行われた首都キャンベラで、女王は永続的で影響力のある「冷静さ、品位、強さ」を備えているとたたえた。

オーストラリア国民は女王に愛情を抱いているとも述べた上で「両国の絆はもはや女王による統治の始まりに見られたものとは異なる」と指摘。両国関係について「われわれは対等で、さらに重要なのは友人であることだ」と語った。