スーダン軍、国連主導の危機解決対話には参加せず=クーデター幹部

Reuters

発行済 2022年07月05日 13:58

[カイロ 4日 ロイター] - 昨年10月の軍事クーデターでスーダンの実権を握った陸軍出身のブルハン統治評議会議長は4日のテレビで、国連などが主導する政治的危機解決のための対話には軍は参加するつもりはないとした上で、暫定政権協議を文民各勢力と反政府グループが始めるべきだと主張した。

同国では軍政反対のデモが頻発し、国連とアフリカ連合(AU)が調停役となって事態打開を働きかけているが、6月30日のデモでも参加者9人が死亡。首都ハルツームではこの治安当局対応に抗議する座り込みが続く。ロイターは4日午後時点で約2000人が市中心部近くで座り込みに参加しているのを確認した。