北朝鮮のミサイル発射「残念」、対話の道は開かれている=米高官

Reuters

発行済 2022年10月04日 09:41

更新済 2022年10月04日 14:19

[ワシントン 3日 ロイター] - 米国のクリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したことについて「残念」だとコメントした。ただ、対話の道は依然開かれていると述べ、地域をさらに不安定化させる行動を控えるよう求めた。同時に韓国と日本を全力で守るとも表明した。

米韓研究所(ICAS)主催のオンラインイベントで話した。

また、中国について、北朝鮮による制裁逃れにさらに対処する必要があると指摘。さらに、中国とロシアは北朝鮮の調達網遮断にもっと取り組む必要があるとした。

クリテンブリンク氏は「(北朝鮮が)対話の道を歩んで真剣かつ持続的な外交にコミットし、地域をさらに不安定化させる行動を控えることを促す」と述べた。

米国は前提条件なしに北朝鮮と対話する用意が依然としてあると表明。「残念ながら、これまでところ弾道ミサイル発射などの挑発行為が増えているという反応しかない。これは北朝鮮にとっても、われわれにとっても生産的な道ではない」と語った。

また、北朝鮮の核実験再開が政治的な決断次第だという米国の分析に改めて言及し、そのような「危険な」行為は「地域と国際社会の安定と安全保障を深刻に脅かす重大なエスカレーション」を意味すると指摘。