独議員、スターリン時代のウクライナ大飢饉「ジェノサイド」認定呼びかけ

Reuters

発行済 2022年11月26日 04:48

[ベルリン 25日 ロイター] - スターリンがソ連の最高指導者だった1930年代にウクライナで引き起こされた人為的な大飢饉「ホロドモール」について、ドイツの与野党議員が「ジェノサイド(大量虐殺)」と認定する文書を用意していることがロイターが入手した草案で分かった。

草案は、スターリン指導下のソ連が飢餓と抑圧を通じて、農民だけでなくウクライナの文化と言語をも支配、抑圧しようとしたと指摘。「現在の視点からすると、歴史的、政治的に『ジェノサイド』の分類に当てはまる」とし、独連邦議会はこうした見方に賛同するとしている。

ドイツのメディアは、この文書は来週に連邦議会下院で審議され、可決される見通しと報じている。