グアテマラ新大統領が就任、妨害で式典に大幅遅れ 多難な船出

Reuters

発行済 2024年01月15日 14:51

更新済 2024年01月15日 16:45

Sofia Menchu

[グアテマラ市 14日 ロイター] - 中米グアテマラでベルナルド・アレバロ氏が15日未明、新大統領に就任した。ジャマテイ前大統領の陣営の妨害によって就任式は大幅に遅れ多難な船出となった。

ジャマティ氏は就任式に出席しなかった。

アレバロ氏が昨年8月の大統領選に勝利して以来、ジャマテイ氏の盟友とされる司法長官は、アレバロ氏の新興政党「セミージャ運動」の活動停止や選挙の無効化など政権移行を阻止する試みを強めていた。

グアテマラ最高裁は14日、「セミージャ運動」の議員が議会で無所属として登録すべきとの判断を示した。●最高裁の判断で、160議席中23議席しか持たないセミージャ運動の影響力がさらに弱まる一方、野党は議会の過半数を維持。大統領認証の議会手続きが滞った。