台湾、地対空ミサイルで防空訓練実施 中国の脅威に対応

Reuters

発行済 2024年03月26日 12:21

更新済 2024年03月26日 14:27

[蘇澳/台北 26日 ロイター] - 台湾は26日早朝、地対空ミサイルと空・陸・海軍部隊を展開した防空訓練を実施した。周辺での中国の活発な軍事活動を受け、訓練を強化する方針。

台湾空軍司令部は声明で、午前5時(日本時間午前6時)から午前7時の間に、航空機や海軍艦船と連携して、台湾の地対空ミサイル「スカイボウ」および米国製「パトリオット」を使用した総合的な防空戦闘計画演習を実施したと説明。

訓練は「(空陸海軍の)共同防空戦闘指揮統制を検証するため」で、結果は良好だったとした。

また「中国の航空機や艦船が台湾の周辺海域や空域に頻繁に侵入していることを受け、空軍は潜在的な脅威に対処するため訓練の強度を高めていく」と述べた。