【史上初の15連騰、与党圧勝でアベノミクス加速】23日(月)
■概況■21696.65、+239.01
23日(月)の日経平均は15日続伸。
衆院選は自公が3分の2超える圧勝となった。
これについては予想通りであり、市場は織り込み済みとなるが、アベノミクス加速や長期安定政権を評価した買いが向かい、日経平均は21700円に乗せて始まった。
その後はこう着感が強まっていたが、後場に入り上げ幅を広げるなど、海外投資家と見られるインデックス買いが断続的に入るなか、指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し上げている。
大引けの日経平均は前日比239.01円高の21696.65円となった。
先週末には1960年12月21日から1961年1月11日にかけての最長記録となる14連騰に並んだが、本日の15連騰により、過去最長記録を更新した。
東証1部の売買高は15億8207万株、売買代金は2兆5942億円だった。
業種別では、パルプ紙、鉄鋼、電気機器、化学、保険、鉱業Yが上昇率上位。
一方、空運のみが下落だった。
◆注目銘柄◆
enish (T:3667)がインデックスファンドを除いて売買代金トップ。
任天堂 (T:7974)、三菱UFJ (T:8306)、ソフトバンクG (T:9984)、SUMCO (T:3436)、東エレク (T:8035)ファーストリテ (T:9983)、信越化 (T:4063)、日本電産 (T:6594)、キーエンス (T:6861)が堅調。
インデックスに絡んだ商いが中心であり、指数インパクトの大きい値がさ株の強さが目立つ。
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【16連騰に記録更新、出遅れセクターへの物色】24日(火)
■概況■21805.17、+108.52
24日(火)の日経平均は16日続伸。
23日の米株安や前日に日経平均が史上初の15連騰を記録したことによる達成感のほか、安川電 (T:6506)が決算を受けて売りが先行するなか、利食い優勢の展開から始まった。
しかし、押し目買い意欲は強く、海外投資家とみられるインデックス買いが断続的に入る中、日経平均はじりじりと切り返す格好となると、前場半ばに21700円を回復。
後場半ばから大引けにかけて一段高となり、21800円を回復して本日の高値で引けている。
大引けの日経平均は前日比108.52円高の21805.17円となった。
東証1部の売買高は15億7156万株、売買代金は2兆5993億円だった。
業種別では、卸売、電力ガス、鉄鋼、金属、銀行、建設が上昇。
一方で、ゴム製品、その他金融、証券の3セクターが下落。
全体としては出遅れセクターへの物色が目立っている。
◆注目銘柄◆
任天堂 (T:7974)、メガバンク3行、ソフトバンクG (T:9984)、SUMCO (T:3436)、キーエンス (T:6861)、DENA (T:2432)、ファーストリテ (T:9983)が上昇。
一方で前日に強い動きだったenish (T:3667)のほか、安川電 (T:6506)、ファナック (T:6954)が冴えない。
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【17営業日ぶりに反落、過熱警戒のなか利食いの流れに】25日(水)
■概況■21707.62、-97.55
25日(水)の日経平均は17営業日ぶりに反落。
24日の米国市場では好調な企業決算や、製造業PMIが予想を上振れたほか、税制改革への期待から堅調推移となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の21905円となり、これにサヤ寄せする格好から、日経平均は21900円に乗せて連日で年初来高値を更新して始まった。
その後は過熱感も高まるなかで利益確定の動きもあり、こう着感の強い相場展開に。
後場半ば辺りから利食いの動きが強まると、一時21700円を下回る場面もみられた。
大引けの日経平均は前日比97.55円安の21707.62円となった。
東証1部の売買高は19億6843万株、売買代金は3兆3155億円だった。
売買代金が3兆円を上回るのは、オプションSQがあった13日以来、8営業日ぶり。
業種別では銀行、保険、倉庫運輸、非鉄金属、鉄鋼、機械、ガラス土石、卸売がプラス圏をキープ。
一方で、医薬品、電力ガス、不動産、食料品、小売、陸運、情報通信が冴えない。
◆注目銘柄◆
任天堂 (T:7974)が売買代金トップ。
三菱UFJ (T:8306)、SUMCO (T:3436)、神戸製鋼 (T:5406)、コマツ (T:6301)が上昇。
半面、ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ (T:7203)、東エレク (T:8035)、ファナック (T:6954)、安川電 (T:6506)が冴えない。
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【反発、ファナック決算でこう着感強まる】26日(木)
■概況■21739.78、+32.16
26日(木)の日経平均は反発。
25日の米国市場は、複数の主要企業決算が嫌気され、売りが先行。
さらに原油相場の下落や長期金利の上昇が嫌気され、終日軟調推移となった。
この流れを受けて利食い先行となるなか、日経平均は21700円を下回って始まった。
一方で前日に決算を発表したファナック<6954
>が決算表から強い値動きで始まり、日経平均をけん引する格好となり、その後はプラス圏での推移に。
しかし、そのファナックについては、説明会での印象が悪かったとの見方などもあり、じりじりと値を消す流れのなか、日経平均はその後こう着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比32.16円高の21739.78円となった。
東証1部の売買高は15億9000万株、売買代金は2兆6333億円だった。
業種別では証券、石油石炭、パルプ紙、繊維、輸送用機器、建設がしっかり。
一方で、その他製品、海運、水産農林、小売、空運が利食い優勢だった。
◆注目銘柄◆
任天堂 (T:7974)が格下げの動きもあって下落。
また、中小型株物色の流れが目立ってきており、重松製作 (T:7980)など防衛関連の一角が動意をみせていた。
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【大幅続伸、21年ぶりに22000円台回復】27日(金)
■概況■22008.45、+268.67
27日(金)の日経平均は大幅続伸。
欧州中央銀行(ECB)が段階的な金融緩和策の縮小を発表したことや、米主要企業の決算が良好な内容だったことを受けて、26日の欧米株は全面高となった。
米金利上昇に連れて円相場は1ドル=114円台まで下落し、本日の日経平均は163円高からスタートした。
寄り付き後も金融株やハイテク株が相場のけん引役となり、日経平均は上げ幅を広げる展開となった。
後場に入ると1996年7月以来、約21年ぶりに22000円台を回復し、引けにかけて22016.50円(前日比276.72円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比268.67円高の22008.45円となった。
東証1部の売買高は19億9118万株、売買代金は3兆1008億円だった。
業種別では、銀行業、医薬品、繊維製品、情報・通信業が上昇率上位だった。
一方、下落したのは電気・ガス業と空運業の2業種のみだった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)といったメガバンク株や、ファナック (T:6954)などの値がさ株、SUMCO (T:3436)などのハイテク株が大きく買われた。
その他売買代金上位も任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクG (T:9984)など軒並み堅調。
上期決算が大幅増益で通期予想も上方修正した富士電機 (T:6504)に加え、システナ (T:2317)や宮越HD (T:6620)はストップ高水準で本日の取引を終えた。
フランチャイズ契約を締結したペッパー {{|0:}}と幸楽苑HD (T:7554)、決算が好感されたNRI (T:4307)も大幅高となった。
一方、無資格検査報道が伝わったSUBARU (T:7270)は2%超安。
富士通 (T:6702)やエプソン (T:6724)は決算がネガティブ視されて急落した。
また、双信電機 (T:6938)、ゴールドクレ (T:8871)、日本トリム (T:6788)などが東証1部下落率上位となった。
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