【続落、円強含みで後場失速】13日(火)
■概況■21244.68、-137.94
13日(火)の日経平均は続落。
日本の連休中、米国では株式市場の調整が一服したとの見方から買い戻しが広がり、NYダウは大きく上昇した。
本日の東京市場でも投資家心理の改善を背景に買いが先行し、日経平均は250円高からスタートすると、前引けにかけて21679.20円(前週末比296.58円高)まで上昇する場面があった。
しかし、後場に入ると円相場が1ドル=108円台前半まで上昇するとともに日経平均は失速。
後場中ごろを過ぎるとマイナスに転じ、下げ幅を3ケタに広げて本日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前週末比137.94円安の21244.68円となった。
東証1部の売買高は19億6239万株、売買代金は3兆7126億円だった。
業種別では、ゴム製品、空運業、海運業が下落率上位だった。
一方、繊維製品、その他製品など5業種が上昇した。
◆注目銘柄◆
トヨタ自 (T:7203)が2%超下落したほか、三菱UFJ (T:8306)、ソニー (T:6758)、ファナック (T:6954)、三井住友 (T:8316)など売買代金上位は全般さえない。
米ゼロックス買収について不透明感が広がった富士フイルム (T:4901)は3%超安。
決算発表銘柄ではNTT (T:9432)が4%超下落し、DOWA (T:5714)やアマダHD (T:6113)も売られた。
パイオニア (T:6773)は業績下方修正を受けて急落。
また、新川 (T:6274)、シード (T:7743)、東亜建 (T:1885)がストップ安水準で本日の取引を終えた。
一方、任天堂 (T:7974)とソフトバンクG (T:9984)は2%超、資生堂 (T:4911)は3%超の上昇となった。
資生堂は目標株価引き上げの動きが複数観測された。
ライオン (T:4912)やシチズン (T:7762)は決算を受けて急伸。
また、ヨータイ (T:5357)、ISID (T:4812)、GMOクラ (T:3788)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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【続落、円高嫌気され200日線の攻防に】14日(水)
■概況■21154.17、-90.51
14日(水)の日経平均は続落。
米国市場の上昇を背景に買戻しの動きもあったとみられ、21250円を回復した始まった日経平均は、一時21370円まで上げ幅を広げている。
しかし、為替市場では円相場が1ドル107円を割り込む場面が見られる中、後場に入ると20950円と21000円を下回り、一時200日線を下回った。
その後急速にプラスに転じるものの、大引けにかけては再び下げに転じるなど、直近ボトム水準での不安定な値動きとなった。
大引けの日経平均は前日比90.51円安の21154.17円となった。
東証1部の売買高は18億4229万株、売買代金は3兆4450億円だった。
業種別では空運、石油石炭、医薬品、鉱業、食料品、小売、繊維が上昇。
一方で、輸送用機器、海運、非鉄金属、その他金融、金属製品、情報通信、倉庫運輸がさえない。
◆注目銘柄◆
東エレク (T:8035)が3営業日ぶりに反発しており、直近安値水準での底堅さが意識されている。
東海カーボン (T:5301)は前日に前12月期の決算を発表、営業利益は115億円で前期比10.1倍、第3四半期決算時に上方修正した数値105億円を上回る着地。
また、今12月期は430億円で同3.7倍の見通し。
業績拡大期待は高かったといえ、想定以上のガイダンスにサプライズが強まっている。
その他、SUMCO (T:3436)がしっかり。
一方で、売買代金上位では任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクG (T:9984)、三菱UFJ (T:8306)、ソニー (T:6758)がさえない。
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【4日ぶり大幅反発、「恐怖指数」低下で米株高に続く】15日(木)
■概況■21464.98、+310.81
15日(木)の日経平均は4日ぶり大幅反発。
14日の米国市場ではNYダウが4日続伸し、253ドル高となった。
「恐怖指数」とされるVIX指数の低下などが安心感につながった。
本日の日経平均も米株高の流れを引き継いで229円高からスタートすると、値がさハイテク株や金融株を中心に買いが入り、後場には一時21578.99円(前日比424.82円高)まで上昇した。
取引時間中に円相場が1ドル=106.30円台まで上昇する場面もあったが、米NYダウ先物の時間外取引での上昇などが支援材料となり、日経平均は堅調な展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比310.81円高の21464.98円となった。
東証1部の売買高は15億7111万株、売買代金は2兆9682億円だった。
業種別では、保険業、精密機器、サービス業が上昇率上位だった。
一方、電気・ガス業、繊維製品など5業種が下落した。
◆注目銘柄◆
任天堂 (T:7974)や東エレク (T:8035)、SUMCO (T:3436)などの半導体関連株が大きく買われた。
その他売買代金上位も三菱UFJ (T:8306)、ファーストリテ (T:9983)、ソニー (T:6758)など全般堅調。
ソフトバンクG (T:9984)やトヨタ自 (T:7203)は小じっかりとなった。
決算発表銘柄では第一生命HD (T:8750)が5%高、リクルートHD (T:6098)が6%高。
自社株買い実施などが好感されたキリンHD (T:2503)は7%近い上昇となった。
また、キトー (T:6409)、ブロドリーフ (T:3673)、DIT (T:3916)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、すかい (T:3197)やアシックス (T:7936)は業績の想定下振れを受けて急落。
JT (T:2914)や資生堂 (T:4911)、東海カ (T:5301)もさえない。
また、シンシア (T:7782)がストップ安比例配分となり、サカタインクス (T:4633)やLITALICO (T:6187)なども東証1部下落率上位に顔を出した。
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【大幅続伸、米株高の流れで一時400円超高】16日(金)
■概況■21720.25、+255.27
16日(金)の日経平均は大幅続伸。
15日の米国市場でNYダウは5日続伸。
終値で306ドル高となり、およそ2週間ぶりに節目の25000ドルを回復した。
本日の東京市場でもこうした流れを引き継いで買い戻しや押し目買いの動きが先行し、日経平均は91円高からスタートすると上げ幅を広げる展開となった。
後場の寄り付き後には一時21866.37円(前日比401.39円高)まで上昇したが、為替市場で1ドル=105円台半ばまで円高が進んだことを受けて上げ一服となり、引けにかけて21700円台でのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比255.27円高の21720.25円となった。
東証1部の売買高は14億2888万株、売買代金は2兆7149億円だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、4%近い上昇となった電気・ガス業のほか、水産・農林業、パルプ・紙、石油・石炭製品が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)、三菱UFJ (T:8306)、東エレク (T:8035)、ファーストリテ (T:9983)などが堅調で、ソフトバンクG (T:9984)は小幅に上昇した。
東エレクは一部証券会社のレーティング引き上げが観測された。
同じくレーティング引き上げ観測の京セラ (T:6971)は4%近い上昇。
決算評価の流れが続く東海カ (T:5301)も上げ目立つ。
トレンド (T:4704)は前日発表した決算を受けて急伸。
また、生化学 (T:4548)が東証1部上昇率トップとなり、ソースネクスト (T:4344)や北の達人 (T:2930)はストップ高水準で本日の取引を終えた。
一方、社長人事が伝わった日本電産 (T:6594)は3%超の下落。
キーエンス (T:6861)やSUMCO (T:3436)も軟調だった。
決算発表銘柄ではサッポロHD (T:2501)の下げが目立つ。
また、アグロカネシ (T:4955)、日機装 (T:6376)、インソース (T:6200)などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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