【3日ぶり反発、円高一服で後場切り返す、ブリヂスなどが決算を好感される】20日(月)
■概況■19251.08、+16.46
20日(月)の日経平均は3日ぶり反発。
17日の米国市場でNYダウは小幅に7日続伸したが、欧州政治の先行き不透明感などから円相場が一時1ドル=112円台後半まで上昇し、本日の日経平均は円高を嫌気して73円安からスタートした。
今晩の米国市場が「プレジデンツ・デー」の祝日で休場となることから積極的な売買は手控えられ、寄り付き後の日経平均は19100円台でのもみ合いが続いた。
ただ、円高一服などを背景に前引けにかけて下げ渋ると、後場はおおむね小幅高水準で推移した。
大引けの日経平均は前週末比16.46円高の19251.08円となった。
東証1部の売買高は14億9739万株、売買代金は1兆7127億円だった。
業種別では、ゴム製品が4%を超える上昇となったほか、情報・通信業、空運業が上昇率上位だった。
一方、石油・石炭製品、鉱業、繊維製品が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
米スプリントの経営権譲渡を検討していると報じられたソフトバンクG (T:9984)が売買代金トップで3%高。
前週末に通期決算と自社株買いを発表したブリヂス (T:5108)が5%を超える上昇となり、取引時間中に決算発表した浜ゴム (T:5101)も急伸した。
その他、東芝 (T:6502)、三菱UFJ (T:8306)、トヨタ自 (T:7203)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)もしっかり。
また、みなと銀 (T:8543)、ショーケース {{|0:}}、N・フィールド (T:6077)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、任天堂 (T:7974)、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、ソニー (T:6758)、アステラス薬 (T:4503)などがさえない。
創業者の株式売出しが発表されたテンプHD (T:2181)は急反落してスタートしたのちやや下げ渋った。
また、T&Gニーズ (T:4331)、ヨコオ (T:6800)、CDG (T:2487)などが東証1部下落率上位となった。
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【続伸、円高一服で堅調も商い閑散、ファーストリテ4日ぶり反発】21日(火)
■概況■19381.44、+130.36
21日(火)の日経平均は続伸。
20日の米国市場は「プレジデンツ・デー」の祝日で休場となり、手掛かり材料に乏しいなかで日経平均は16円高からスタートした。
その後為替相場が一時1ドル=113.70円台まで円安方向に振れ、日経平均は断続的に上げ幅を広げる展開となった。
後場に入ると一段高となり、一時19395.35円(前日比144.27円高)まで上昇する場面があった。
ただ、22日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録などを見極めたいとの思惑から、前日に続き積極的な売買は手控えられた。
大引けの日経平均は前日比130.36円高の19381.44円となった。
東証1部の売買高は15億2843万株、売買代金は1兆6540億円だった。
売買代金は連日で今年最低となった。
業種別では、パルプ・紙が3%を超える上昇となったほか、保険業、繊維製品が上昇率上位だった。
一方、情報・通信業、水産・農林業の2業種のみ小幅に下落した。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ (T:8306)、トヨタ自 (T:7203)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)などがしっかり。
指数寄与度の大きいファーストリテ (T:9983)も堅調だった。
一部証券会社の投資評価引き上げが観測された良品計画 (T:7453)は2%超、DMG森精機 (T:6141)は6%近い上昇。
業績予想を上方修正した四国電力 (T:9507)、製品値上げが報じられた日本紙 (T:3863)も上げが目立った。
日立国際 (T:6756)は後場商いを伴って急伸。
また、ヤマシンフィル (T:6240)、三愛石 (T:8097)、Br.HD (T:1726)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、ソフトバンクG (T:9984)、NTT (T:9432)、アステラス薬 (T:4503)などが軟調で、ブリヂス (T:5108)は小安い。
東芝 (T:6502)は後場マイナスに転じた。
また、公募増資を発表したさくら (T:3778)や大垣銀 (T:8361)が東証1部下落率上位に並んだ。
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【3日ぶり小幅反落、材料待ちで小動き】22日(水)
■概況■19379.87、-1.57
22日(水)の日経平均は3日ぶり小幅反落。
21日の米国市場で主要株価指数が揃って最高値を更新し、日経平均もこうした流れを受けて37円高でスタートした。
ただ、円安一服に加え、節目の19500円水準での上値の重さが意識されていることもあり、日経平均は寄り付きを高値に伸び悩んだ。
前場に52円安まで下げ幅を広げる場面があったものの、おおむね前日終値を挟んだ小動きが続いた。
市場では「引き続き今晩公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や、月末に予定されるトランプ米大統領の議会演説待ち」との声が聞かれた。
大引けの日経平均は前日比1.57円安の19379.87円となった。
東証1部の売買高は21億7480万株、売買代金は2兆1068億円だった。
業種別では、不動産業、その他金融業、パルプ・紙が下落率上位だった。
一方、海運業、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
キーエンス (T:6861)、ファナック (T:6954)、ファーストリテ (T:9983)などが軟調で、三菱UFJ (T:8306)や三井住友 (T:8316)も小安い。
レオパレス21 (T:8848)は一部報道を嫌気して一時8%超に下げ幅を広げた。
また、業績予想を下方修正したサムコ (T:6387)や、東京ベース {{|0:}}、コクヨ (T:7984)などが東証1部下落率上位となった。
一方、東芝 (T:6502)が売買代金トップで22%の大幅高。
半導体事業売却に関する報道を受けて物色が向かった。
自社株買いの実施を発表した楽天 (T:4755)も商いを伴って急伸し、東芝とともに東証1部上昇率上位に顔を出した。
一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたJFE (T:5411)や東レ (T:3402)に加え、三菱自 (T:7211)は3%超の上昇。
その他、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、みずほ (T:8411)などがしっかりとなった。
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【小幅続落、米利上げ観測拡大も円強含みで、ヤマトHDに買い集まる】23日(木)
■概況■19371.46、-8.41
23日(木)の日経平均は小幅続落。
米連邦公開市場委員会(FOMC、1月31日-2月1日開催分)議事録を受けて米国の追加利上げ観測が拡大したものの、一段のドル高による景気下振れリスクについても言及されたことから為替の反応は限定的だった。
日経平均はこうした流れを受けて前日終値近辺からスタートすると、寄り付きを高値に下げ幅を広げる展開となり、前場には一時19262.63円(前日比117.24円安)まで下落する場面があった。
ただ、売り一巡後は下げ渋り、下値の堅さも窺わせた。
大引けの日経平均は前日比8.41円安の19371.46円となった。
東証1部の売買高は19億6106万株、売買代金は2兆0043億円だった。
業種別では、証券、非鉄金属、鉄鋼が下落率上位だった。
一方、鉱業、空運業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
前日買われた東芝 (T:6502)が反落。
日立 (T:6501)などとの原発向け核燃料事業の統合延期が報じられたほか、米原子力子会社の社長発言も伝わり売りを誘ったようだ。
ソフトバンクG (T:9984)、三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)もさえず、トヨタ自 (T:7203)やみずほ (T:8411)は小安い。
また、薬王堂 (T:3385)、兼松サステ (T:7961)や東芝が東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、労働組合が宅配便の荷受量の抑制を求めたと報じられたヤマトHD (T:9064)が商いを伴って急伸。
一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたSMC (T:6273)やサイバー (T:4751)も上げが目立った。
三菱自 (T:7211)、NTT (T:9432)、三菱商事 (T:8058)などはしっかり。
また、ダイトロン (T:7609)やヤマトHD、パンチ (T:6165)が東証1部上昇率上位となった。
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【3日続落、トランプ議会演説前のポジション調整に】24日(金)
■概況■19283.54、-87.92
24日(金)の日経平均は3日続落。
23日の米国市場でシカゴ日経225先物が19300円を下回っていたほか、円相場が1ドル112円台で推移していたこともあり、売り先行で始まった。
ただ、来週のトランプ大統領の議会演説を控えて売り込む流れにはならず、前引けにかけては下げ幅を縮めている。
しかし、午後に入ると再び下げ幅を広げる展開になるなど、狭いレンジでの推移ではあるが、方向感の掴みづらい相場展開だった。
一方、マザーズ、ジャスダックなど、新興株に個人資金がシフトしていた。
大引けの日経平均は前日比87.92円安の19283.54円となった。
東証1部の売買高は21億1283万株、売買代金は2兆0729億円だった。
業種別では、その他製品が上昇率トップ。
その他金融、食料品、空運がしっかり。
一方で、鉄鋼が下落率トップ。
非鉄金属、機械、ガラス土石、海運が冴えない。
◆注目銘柄◆
任天堂 (T:7974)が後場一段高。
3月3日に新型家庭用ゲーム機スイッチを発売する予定であり、これを期待した押し目買いの動きが強まったようだ。
一方でコマツ (T:6301)が終日軟調な展開。
銅価格の下落がマイナス視されたほか、ムニューチン米財務長官が「新政権による景気刺激策の効果が出るのは18年に入ってから」と発言し、インフラ投資拡大の恩恵に対する期待が後退したようだ。
セKターでは資源や素材株を中心軟調であり、トランプ議会演説前のポジション調整といった格好。
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