新興市場見通し：イベント続きでも中小型株の強さは変わらず、2ヶ月ぶりのIPOにも注目
Fisco
発行済 2017年06月10日 15:42
更新済 2017年06月10日 16:00
新興市場見通し：イベント続きでも中小型株の強さは変わらず、2ヶ月ぶりのIPOにも注目
個別では、ミクシィ {{|0:}}が週間で0.9％安、サイバーダイン (T:6192)が同2.0％安、そーせいグループ (T:7777)が同1.1％安とマザーズ時価総額上位は上値の重い展開だった一方、これらに次ぐアカツキ (T:7827)は同21.7％高と大きく上昇一部証券会社による目標株価引き上げが観測されたゲーム株ではモブキャスト (T:3986)やサイバーステップ (T:6551)も海外で好調との見方から大きく買われたまた、バイオ関連のアンジェスMG (T:3988)や仮想通貨関連のリミックスポイント (T:6552)といった人気株の活況が続き、週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した反面、インフォテリア {{|0:}}やソレイジア・ファーマは利益確定売りに押されたジャスダック主力では、セリア
が同4.9％高、UTグループが同8.3％高と堅調で、東証1部への市場変更が決定した平田機工は同12.2％高となった売買代金上位ではゲーム株のアエリア、サイバーセキュリティ関連のアズジェントやテリロジー、バイオ株のラクオリア創薬などが大きく買われ、新製品開発を発表したリバーエレテックは前週末比で株価が2倍となった一方、ベクターやナガオカは利益確定の動きから軟調だった
今週の新興市場は、引き続きしっかりした展開となりそうだ6月13日からは米連邦公開市場委員会（FOMC）が予定されており、主力大型株に再び手控えムードが広がれば値幅取り狙いの物色は中小型株に向かいやすい相場全体の地合いに連れて目先の利益を確定する動きが出てくる場面もあるだろうが、個人投資家の中小型株への物色意欲は強く、積極的な押し目買いが支えとなる
今週は6月13日にジェネレーションパス、14日にエニグモ、サンバイオ、ハイアス・アンド・カンパニー、スリー・ディー・マトリックス、オービスなどが決算発表を予定しているエニグモは前期に業績が急拡大しただけに期待が高いようだまた、米国では13日から世界最大のゲーム見本市「E3 2017」が開幕し、ゲーム関連に加えAR/VR（拡張現実/仮想現実）関連銘柄などへの関心が高まることも想定される
IPO関連では、6月15日にビーブレイクシステムズがマザーズへ新規上場するIPOで根強い人気のあるクラウドサービス関連であり、約2ヶ月のIPO空白期間明け最初の案件ということもあって、投資家の関心は高いようだまた、ツナグ・ソリューションズとSYS HDが14日から、GameWithが15日からブックビルディング期間となるなお、先週はソウルドアウト（7月12日、マザーズ）の新規上場が発表されている
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が書いた: Fisco
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