概況からBRICsを知ろう～MOEXロシア指数は続落、米中貿易戦争や原油安を嫌気
Fisco
発行済 2018年06月18日 10:32
概況からBRICsを知ろう～MOEXロシア指数は続落、米中貿易戦争や原油安を嫌気
15日のブラジル株式市場でボベスパ指数は続落。
前日比0.93％安の70757.73で引けた。
米中貿易戦争に対する警戒感が高まっており、新興国市場にも重大な影響が及ぶ可能性があることから、外国人投資家などの売りが観測された。
セクター別では素材、エネルギーの下げが目立った。
通貨安に対応するため、ブラジル中央銀行は早い時期に利上げを実施する必要があるとの見方が浮上しており、株式市場を圧迫している。
【ロシア】MICEX指数 2237.53 -0.71％
15日のロシア株式市場は続落。
主要指標のMOEXロシア指数は前日比15.95ポイント安（-0.71％）の2237.53で取引を終了した。
一時2235.93まで下落した。
米国と中国、EUの貿易摩擦激化（貿易戦争）に対する警戒感が高まっており、外国人投資家などからの売りが入ったようだ。
NY原油先物の反落も嫌気されたもよう。
【インド】SENSEX指数 35622.14 ＋0.06％
15日のインドSENSEX指数は、上げ渋り。
前日比22.32高(+0.06％)の35622.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同9.65ポイント高(+0.09％)の10817.00で取引を終えた。
中国本土株の下げや米中貿易戦争に対する警戒感が高まっており、株価指数は圧迫された。
SENSEX指数の構成銘柄では10が上昇、21が下落、変わらすは0。
イエス銀行（YES）、インド石油ガス公社（ONGC）などの下げが目立った。
【中国本土】上海総合指数 3021.90 −0.73％
15日の上海総合指数は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比22.26ポイント安（-0.73％）の3021.90ポイントと3日続落した。
約1年9カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
米中貿易摩擦の激化を警戒。
米メディアは昨夜、「トランプ米大統領は、約500億ドル相当に上る対中輸入品に対する追加関税を承認した」と関係筋情報として伝えた。
関税対象となる中国の輸入品リストについて、米政府は15日にも公表する予定とされる。
また、足元の中国経済統計が下振れるなか、中国景気の減速も不安視された。
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が書いた: Fisco
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