(内容を追加しました) [香港/上海 20日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 2448.647 2.339安 861.4億元(上海A株) 寄り付き 2443.276 7.710安 前営業日終値 2450.986 5.380安 N/A
ハンセン指数 .HSI 前場終値 23388.95 15.64高 334.9億香港ドル 寄り付き 23401.00 27.69高 前営業日終値 23373.31 155.86安 651.3億香港ドル
20日の中国株式市場は小幅続落して前場を終了した。HSBC/マークイットがこ の日発表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.0で前月 の50.4(改定値)から低下、6カ月ぶりの低水準となり、中国経済に対する懸念が改 めて広がった。利益確定の売りも依然として目立つ。 前場終値は上海総合指数 .SSEC が2.339ポイント(0.10%)安の2448 .647。 大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 は2.333ポイント (0.09%)安の2534.890だった。
香港市場は香港のハンセン指数は、小幅ながら4日ぶりに反発した。 前場終値はハンセン指数 .HSI が15.64ポイント(0.07%)高の2万338 8.95。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は11.01ポイント(0.11%) 高の1万0391.57で前場を終えた。
中国本土の投資家は、香港市場との相互取引を控えて上昇していた株式の売りに動い ている。一方、海外投資家からの中国株への関心は限定的だ。 東北証券(上海)のアナリスト、Du Changchun氏は「相互取引開始の興奮は初日で沈 静化し、上海A株の上昇ペースはさらに鈍化するだろう」との見方を示した。 アナリストの間では、外国人投資家の上海A株への関心が香港H株より薄いことにつ いて、中国経済への懸念が背景とみている。 上海と香港の重複上場銘柄の平均かい離幅を示すA―H株価指数 .HSCAHPI は101 .81で小動き。指数は、100を超えると上海上場株の価格の方が高いことを示す。 香港市場経由の上海A株への投資はこの日も低調で、前場引け時点では1日の限度額 130億元(21億2000万ドル)の7%程度にとどまった。
個別株の動きをみると、上海市場では中信証券(CITICS) 600030.SS が1. 5%高、海通証券 600837.SS が1.7%高で推移した。 香港市場では、投資持株会社の奇峰国際集団(スパーブ・サミット・インターナショ ナル・グループ) 1228.HK が5.8%下落し、売買停止となった。空売り業者マディー ・ウォーターズが、奇峰のバランスシートについて疑問を呈し、同銘柄をショートにして いることが判明した。