(香港市場のリポートを追加しました) [上海 14日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 4378.3113 2.5516高 6684.6億元(上海A株) 高値 4397.7449 安値 4329.0415 寄り付き 4372.8161 2.9436安 前営業日終値 4375.7597 25.4597安 7794.6億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 27286.55 37.27高 1266.2億香港ドル 高値 27397.67 安値 27192.93 寄り付き 27395.92 146.64高 前営業日終値 27249.28 157.90安 1442.5億香港ドル
14日の中国株式市場は、小反発で取引を終えた。高安まちまちだったが、通信株が 上昇し、不動産株の下落を補った格好となった。 大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 は、17.658ポイン ト(0.37%)安の4700.778。上海総合指数 .SSEC は2.5516ポイント( 0.06%)高の4378.3113。 通信株 .CSITC は、中国政府が高速ブロードバンド網整備を加速させ、通信価格を 引き下げる計画を示したことが好感され、相場をけん引した。 中国メディアは、高速ブロードバンド網整備計画について、年内に1000億元以上 の投資につながる可能性があると報じた。今後、通信機器メーカーが恩恵を受ける可能性 がある。
不動産業種別指数 .CSI300MREI は1%超低下し、2009年5月以来の最低水準と なった。昨日発表された指標によれば、2015年1─4月の不動産投資の伸びが、新規 住宅着工数の低迷で1─3月に続き鈍化したことを嫌気した。 アナリストによれば、政府による追加的景気刺激策が失速する経済成長を回復させる という楽観論は、もはや市場の押し上げ要因とはならない。利下げなどの緩和策は既に相 場に織り込まれているため。 上海A株の出来高は446億株。深センは336億株だった。
香港市場も小反発で取引を終了した。中国インターネットサービス大手の騰訊控股( テンセント・ホールディングス) 0700.HK が相場を主導。本日発表された第1・四半期 決算が予想を上回る増収増益だったことが好感された。 ただ、エネルギー関連株が売られたことと、米国小売売上高が予想を下回ったため同 国の景気回復の健全性が懸念視されたことが嫌気され、上値の重しとなった。
ハンセン指数 .HSI 終値は37.27ポイント(0.14%)高の27286.55。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE の終値は83.60ポイント(0.60 %)安の13775.95。 個別銘柄では、テンセントが3%超の上昇で、ハンセン指数を下支えした。一方、中 国のエネルギー関連銘柄は下げを主導。中国の国有石油大手、中国海洋石油(CNOOC ) 0883.HK は2%超下落した。 中国住宅・商業用不動産の大手ディベロッパーの万科企業 2202.HK と大連万達集 団(ワンダ・グループ) 3699.HK もアウトパフォームした。土地の共同取得・共同開発 で長期の戦略的提携を結んだとの発表が好感された。万科企業は1.6%高、ワンダ・グ ループ傘下の香港上場子会社が1.8%高だった。 ハンセン指数構成銘柄の出来高は16億株だった。